マグロとは

マグロはサバ科マグロ属の大型回遊魚である。マグロの消費量の約30パーセントは日本が占めているほど日本人の大好きな魚であるが、マグロのブームが世界各地で起き、天然マグロの乱獲が続いたので、近年では漁獲量が急速に減少している。2000年ごろから日本も輸入マグロの供給が国産マグロを上回っているが、マグロ規制が厳しくなり貴重な魚になりつつある。

マグロの部位
■カマ 頭の部分
■背筋 骨より上部で、頭の近くからカミ、ナカ、シモの3つに分かれる。いずれも赤身。
■腹筋 骨より下部で頭の近くからカミ(大トロ)、ナカ(中トロ)、シモ(中トロ)の3つに分かれる。
1960年代になると冷凍技術の発達により、以前は腐りやすい部位であったトロがおいしく食べられるので重宝されていたが、最近ではカロリーがトロの約30%である赤身が人気を取り戻している。

マグロの効能とは

DHA(ドコサヘキサエン酸)
オメガ3と呼ばれる不飽和脂肪酸で、脳に多く含まれていると言われる。情報伝達をスムーズにし、記憶力の低下を防ぎ、気力の低下や不安を抑え精神を安定させる効果が期待できるだろう。血中DHAが高いと、認知症になるリスクが下がるとして注目されている。
EPA (エイコサペンタエン酸)
同じくオメガ3脂肪酸の一種で、主に血液内で血管を拡張したり収縮させたりする働きがあると言われている。血液をサラサラにきれいにするので、血栓を予防し心臓病を防ぐとされている。

マグロには、不飽和脂肪酸であるDHAやEPAという栄養が豊富に含まれています

DHAやEPAは、マグロのトロの部分に多くまれ、血管そのものの柔軟性を高め、血栓を溶かす働きがあります。

血管を丈夫にして血液をサラサラにする働きに効果のある栄養として、注目が高まっています。

そのため、DHAやEPAは、動脈硬化や脂質異常症、高血圧の予防に効果的です。

また、DHAは脳の活性化にも効果のある栄養のため、記憶力や学習能力の向上にも効果があり、認知症の予防にも役立つと期待されています。

また、DHAやEPAはマグロの目玉にも多く、見た目はあまりよくはありませんが煮付け料理や、マグロのカマを焼いたときに一緒に食べられます。

ただし、その脂肪は良質の不飽和脂肪酸のEPAやDHAが多く含まれているので、健康に悪いどころか、ぜひ積極的に取るようにしたいものです。

たとえばトロの脂に豊富なEPA(エイコサペンタエン酸)は血中のコレステロールを抑えて血液の流れを良くし、血栓をできにくくして、怖い動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞を防ぎ、脂質異常症などの生活習慣病予防の働きがあることが良く知られています。

まぐろ・とろ
また、赤身にはタンパク質やセレン、血合いの部分には、タウリンや鉄が豊富です。
セレンには、抗酸化作用やがんの抑制効果があるとの報告もあります。
タウリンは、肝機能を高めて二日酔いを防いだり、高血圧を改善してくれます。

マグロの脂肪に関しては、トロ以外にも目の周囲の肉に多く含まれるという不飽和脂肪酸のDHA(ドコサへキサエン酸)が、コレステロールを減らすとともに、脳細胞の成長を促して脳を活性化させます。

DHAの含有量は魚の中でもナンバーワンを誇り、ボケ予防に大きな効果が期待されます。

栄養面で見たマグロは、このほかビタミンDやE、Bの一種であるナイアシン、ミネラルでは鉄と亜鉛が豊富です。

ビタミンDは、カルシウムの骨への吸収を助け、ナイアシンは血行を促進します。
鉄分は貧血を防いで、亜鉛は味覚を正常に保ちます。
ビタミンEは強い抗酸化の作用で生活習慣病に備えつつ、酸化しやすいEPAやDHAを守る働きもしてくれます。
タンパク質
3大栄養素の1つであるタンパク質は、筋肉をはじめとして皮膚、髪、爪など体のほとんどの部分に存在していて、体を作る大切なものと言われている。マグロは良質なタンパク質でアミノ酸スコアが優れているうえに、100g当たりのタンパク質含有量は牛肉や鶏肉よりも多い。
マグロにはそのほか、鉄分、カリウムなどミネラル分を多く含み、肝臓の働きを助けるとされているメチオニン、シスチンなどのアミノ酸、コレステロールを調節するリノール酸、リノレイン酸なども含む。

マグロには良質なタンパク質が多く含まれています。

タンパク質が多いのはマグロの赤身の部分。

マグロの赤身は栄養の宝庫で、本マグロの赤身は牛肉や豚肉よりもタンパク質が多く含まれています。これはちょっと驚きですね。

マグロの赤身に含まれるタンパク質は、体内でアミノ酸に分解され、筋肉や臓器、皮膚、髪などの材料となり、これらを正常に保つ効果があります。

マグロの赤身は高タンパクで低脂質のヘルシーな部分です。大トロが摂れるクロマグロに至っては「トロ100g中:344kcal」「赤身100g中:125kcal」と、カロリーの差が3倍近くになります。

美味しいマグロの選び方・食べ方

マグロの旬と選び方
国産マグロであれば、春から夏が旬であるが、基本的にはほぼ一年中食べることができる。ただし普通に流通しているのは、ほとんどが捕りたてを瞬間冷凍したものである。解凍したものを再冷凍し直したものは色が悪いので、ツヤのある赤い色を選ぶほうがよい。また、なるべく筋がないほうが食べやすい。

マグロを食べる際の注意点

マグロの保存方法と解凍方法
一度冷凍されているのがほとんどなので、醤油などに漬けてヅケにして翌日には食べきるのがおすすめ。冷凍マグロでも、10日以内には食べきった方がよい。
また冷凍のマグロを解凍するときは、完全に解凍するとうま味が抜け変色するため、塩を入れた30度くらいのぬるま湯に数分浸して、軽く曲がるくらいのところで取り出し、塩分を流しキッチンペーパーで水分をふき取る。キッチンペーパーでくるんでラップをかけ冷蔵庫でゆっくり解凍すると色がきれいな状態を維持できる。

 

まとめ

 

 

<参考文献・サイト>

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和則浅川

和則浅川

埼玉県和光市出身。現在、國學院大學3年生の経営学科でマーケティングについて研究中。これまでに野球、バドミントン、格闘技など、様々なスポーツを経験。趣味はスポーツ観戦で、特に海外サッカー、プロ野球が大好き。好きな食べ物は、ラーメンと焼肉。

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