ダイエットは運動と食事制限を継続させることで良い結果が生まれるものです。すぐに痩せたい人は食事を抜くことを考えがちですが、体を壊してしまうこともありますよね。それでも早く痩せたいと言う人は「夕食抜きダイエット」を試してみるのがいいかもしれません。
夕食抜きダイエットの特徴
ダイエットの種類は様々あって、そのうちの一つに夕食抜きダイエットと言うものがあります。数あるエクササイズやダイエットの中でも、これほど解りやすいダイエットはないでしょう。それでは夕食抜きダイエットの特徴を一つずつ紹介していきます。
- 夕食抜きダイエットとは?
冒頭でも説明したように「夕飯抜き」のダイエットです。特に難しいことをせず、夕飯だけを抜くことがダイエットの方法です。朝が忙しいと言う人や寝坊をしたなどと言った理由で朝食を抜く人は多くても、夕食を抜くのがダイエットのための方法なのです。
- 夕食抜きダイエットのやり方
夕食抜きダイエットのやり方は文字通り夕食を抜くだけですが、ただ単に夕食を抜けば良いと言う訳ではありません。夕食を抜くことで本来得るはずの栄養が摂れない訳ですから、朝食と昼食は十分に取っておく必要があります。
栄養不足にならないように、バランスのとれた食事を考えることが重要になるのです。
- 夕食抜きダイエットのメリット
夕食抜きダイエットの最大のメリットは、数あるダイエットの中でも簡単で即効性が高いと言うことが挙げられます。初心者でも始めやすく、早く痩せたいと考える人にはうってつけの方法なのです。
また、夕食を抜くことでその分の栄養を朝食と昼食で補う形になるので、カロリー計算や栄養バランスへの意識が高くなると言い、考え方にも変化が出てくるでしょう。
- 夕食抜きダイエットのデメリット
人間にとって必要な食事を一つ抜くと言うことですから、栄養不足になりやすくなります。また、その間の空腹感もいつもより強く感じられる傾向にあります。
夕食を抜くことで栄養のバランスが偏り、朝食と昼食で食事の量やカロリーをコントロールできないなど、食事に様々な影響をきたすことも考えられます。その結果、リバウンドによってダイエット前よりも体重が増えてしまう可能性もあるのです。
夕食抜きダイエットの効果
ダイエットにはメリットとデメリットがあるように、痩せる以外に得られる効果も様々なものがあります。それでは、夕食抜きダイエットが及ぼす効果を挙げていきましょう。
- 夜間の脂肪吸収を防げる
夕食を抜くことで、その時間帯に本来吸収されるはずのカロリーなどの脂肪吸収を防ぐことができます。夕食後の消化時間から脂肪吸収まで、最も活発になるとされる時間は22時前後と言われています。夕食を抜くことで、この時間帯の脂肪吸収が防がれることになります。
- 内臓機能を整え、便秘を解消
食事の後の食べ物を消化し、栄養を吸収して排泄するのは胃腸などの内臓の働きによるものです。これら一連の活動は全て内蔵機能が活発に活動することで行われます。すなわち、食べ物を消化吸収することは、内臓に負担をかけている状態なのです。
夕食を取らないことで胃腸の消化活動が行われず、その間は内臓を休ませることになります。暴飲暴食などにより、内臓に疲労が溜まると正常な消化が行われず、内蔵機能が低下する恐れがあります。
夕食を抜くことで消化活動が行われず、内臓を休ませることに繋がります。また、疲れ体調を休ませることにより、内蔵機能だけでなく便秘解消などの整腸効果も期待されます。
- 体内活動が活発になり、代謝が良くなる
前述の胃腸を休ませることで、消化のために使用していたエネルギーが他の体機能に回されることになります。それまで消化に使っていたエネルギーは脂肪の燃焼や代謝に回され、体内活動が活発化されるようになると言われています。
食事を取る時もエネルギーを使いますが、これを食事誘発性熱産生と呼び、このエネルギーの代謝量が最も高い時間帯が朝だとされています。代謝量が最も高いとされる朝に食事をしっかりとり、効率よくカロリーを消費することができるのです。
- 朝の目覚めが良くなる
夜間の消化活動が休まることで内蔵機能を休め、身体に休息を与えることでリフレッシュした気分で目覚めの良い朝を迎えることができます。夕食を抜くことで感じる空腹感を紛らわせるために、いつもより早寝になりやすく、夜更かしを防いで自律神経を整える効果も見込めるので、とてもオススメです。
夕食を食べる際に気を付けること
もちろん、ダイエットは夕食を取りながらでも出来るものですが、その場合の注意点がいくつかあります。夕食を食べる際の気を付けておくべきポイントを次に挙げていきます。
- 早めの時間に夕食をとる
なぜ夕食を早めにとるかと言うと、前述の消化にかかる内蔵機能の負担が関係してくるからです。夜間の食事は消化時間を考えて行うことが重要です。なるべく夕食を早めにとることで、消化時間を睡眠時に持ち越さないようにするためです。
食べ物の消化にかかる時間は約4時間と考えられており、就寝前に終わるタイミングがベストと考えられます。そのため、遅くとも夕食は就寝の4時間前に終わらせておくことがベストです。
- 低カロリーで消化の良いものを食べる
油分が多く消化に悪いものや高カロリーのものなどは、それだけ消化にかかる時間も長く内臓への負担も大きいものとなります。ダイエット中は低カロリーで消化に良いものが体への負担も少なく、睡眠時の胃腸を労わる意味でも重要なポイントです。
豆腐やこんにゃく、おかゆなどの柔らかく脂質の少ないものなどがおすすめです。
- 炭水化物を摂りすぎない
炭水化物は体に必要不可欠な三大栄養素の一つですが、ダイエット中の摂り過ぎは逆効果となります。炭水化物は糖質であるため、摂りすぎると血液中の糖分である血糖値が上昇します。
血糖値が上がると、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。このインスリンは血糖を脂肪に変える働きを持ち、空腹感を引き起こす作用もあるのです。炭水化物の摂り過ぎはダイエットの妨げになり、成人病の可能性を高める危険性もあるので、極力抑えるべきなのです。
外食中心の生活の場合、脂質や炭水化物に偏りがちにもなりがちですので、ダイエット中は意識して自炊を心がけておくと良いでしょう。
- アルコールなど飲み物にも気を付ける
ビールやワインなどのお酒にもカロリーがあり、糖質も多く含まれているものも存在します。糖質制限をされている方には、お酒は厳禁と言われる場合もあり、ダイエット中は避けるべきです。
特に太りやすいと言われているものは、リキュールやビール、日本酒などの糖質が多く含まれている種類です。ダイエット中は控えておきましょう。
実際に試した人の中には…
大きく体重減少したという人もいれば、期待していたほどに結果が出なかったという人も様々でした。また、リバウンドしてしまったと言う人の多くは夕食を再開したことを理由にしています。
ただし、夕食を取ることで前より痩せたと言う人も少なからずいるのです。そして、リバウンドしてしまったと言う人のほとんどは、再開後のリバウンドの原因には止めた時期や再開後の食事量なども推測されます。
特に停滞期での食事は通常よりも太りやすい時期でもあります。最低でも1ヶ月は続けて体が適応するか、再開後の食事量を気を付けないとリバウンドの可能性は高まります。
- 無理は禁物!体調に合わせてチャレンジしてみよう
ダイエット効果には体質や個人差などに左右される点が多く、必ずしもその人にとって最適とはいえません。自分に合ったダイエットを選ぶのはもちろんのこと、無理なく体調に合わせてベストのコンディションでチャレンジするのが最善です。

野澤哲也

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